ハスラー・レプリカン よこみぞ邦彦
リイド社 全1巻

 プールバーに勤める蓮羅(はすら君)ーこの名前馬鹿にしとんのか!ー、お店に来たまりもちゃんに一目惚れ。だけど恋敵の藩河昌人(ばんか しょうと君)に負けちゃった。全国ビリヤード学生選手権でリターンマッチだ(こんなストリーばっか)
 登場人物はやな奴ばっか。蓮羅は馬鹿だし、藩河は学生だけどちょび髭はやしててすごいキザ。まりもはお金持ちのお嬢さんで外車乗り回してるし、まぁ好きにして。
ちょっとナインボール 作・羽田周平 画・堀田あきお
新門出版社 全1巻

 元学生チャンピオン沖津健介の店に柿坂慎二郎が現れた。
柿坂は沖津の師匠であり、また沖津の恋人遼子の父親でもあるのだ。妻と娘を犠牲にしてビリヤードに打ち込んだ柿坂を遼子は許してはいない。沖津は師匠の柿坂を超えるため、そして勝って遼子にプロポーズするため、自分の店を賭けて柿坂と勝負する。
 本編はポップな絵の平凡な漫画だが、付録の「あなたのためのミーハー・ビリヤード講座」は面白いです。
いかにカッコよくハスラーを装うか?
1、プロのいる店は避ける(当然!!)
2、力一杯撞く(5メートルも台から離れれば何番ボールにあたってるかわからない 音こそものの上手なれ)
などなかなか笑えます。
モンキー・ハスラー チョコボール
東京三世社 全1巻

 やっとキューを買った尊悟は買い物から帰ってみると、家は異次元の世界につながっていた。
そこで謎の美女に伝説のナインストーン(ビリヤードの9番ボールにそっくり)をプールシティまで届けるよう頼まれる。
その道中、尊悟と謎の美女プロトナを襲う謎の男出現。尊悟はキューで撃破する。
そして尊悟はプールシティのコロシアムに置かれた台にナインストーンを置いてキューで落とした。これで町に平和が訪れた。めでたしめでたし(笑)
 「ハスラー2」でトム・クルーズがキューを振り回しているのをみて孫悟空みたいだなと思ったのがこの漫画ができるきっかけだそうです。
作者が映画好きのため、漫画の中のエキストラに「時計じかけのオレンジ」のアレックスや「ブレードランナー」のレプリカントが顔を出している。
突いてくるかい 笹沼傑嗣
ワニマガジン社 1〜3巻

 珍しいビリヤードエロ漫画。そばアレルギーの大川暢は大学を中退し神棒やよいと同棲生活を始め賭け玉で生活していくことに決めた。
だが暢の負けが込んで20万円の借金になってしまった。やがて借金返済のため神棒やよいはな・な・なんとソープ嬢に。
 ヒロインがソープ嬢という展開はさすがエロ漫画。
ビリヤード場面以外はHシーンというたのしい作品です。
キス・ショット おおぬまひろし
辰巳出版 全1巻

 これもエロ漫画。
 斉京銀行に勤める葉子はアフターファイブにはチャイナドレスのハスラーに変身する。かっこいい男伸夫と身体を賭けて勝負しわざと負けてHしちゃう。また次の日伸夫と同じ条件で今度は実力を出してちゃっかり10万まきあげる。その後次々と伸夫の友達やら妹やらが刺客として葉子のまえに現れるが、最後にはみんなHになっちゃう(ビリヤードの勝負、勝敗は全然意味をもたなくなってしまった)
それどころか途中からビリヤードはどこかいってしまい、葉子、伸夫、伸夫の妹、その他男5人のただの乱交パーティーになってしまった。(なんなんだよ!この漫画はよ!兄妹一緒に乱交パーティーするなよ!)
 ロリコンの人にはいいかも?
ハスラーボーイ 落合ひさお
集英社ジャンプスーパーコミックス 呪いに挑んだ男達-落合ひさお短編集-収録

 ★少年神球兵は賭けビリヤードでうばいとられた父の店を取り返すべく、ビリヤードの達人千石に挑戦する。一度は敗れた球兵だが、特訓の成果リターンマッチで見事千石に勝利する。
 ★月刊少年ジャンプ’87年11月号に読み切り掲載された作品だが、数あるビリヤード漫画の中でもこれほどハチャメチャショットが出てくる漫画はあるまい。
 なにしろナインボールで千石さんがブレイクすると、一度散った玉が1番ボールと9番ボールが入れ替わった状態で元どおりのかたち(1番ボールの位置に9番ボール、9番ボールの位置に1番ボールがあるラックの状態)になっちやうだもん。
 球兵はジャンプボールでこのセーフティ(笑)を破ると、千石さんこんどはブレイクで9番ボールが中に隠れたボールのピラミッド(大笑)をつくっちゃた。
そんな究極のセフティを球兵は手玉の回転で竜巻を作り(怒)、ピラミッドを崩し、千石に勝つ。
SCRATCH OUT 日向真斗
増刊ヤングジャンプ 1999-9/24増刊号掲載

 ★プールバーの従業員泰原梢は透明な手玉を持っていた。
その手玉には恐ろしい秘密がかくされていた。
玉は闇に繋ぐ扉。梢は悪人を闇に葬る魔女だった。
千億の蟲 六田 登
オールマンCOMICS1巻〜4巻

 大正11年頃から始まる物語。主人公野々村塔子は博打好きの女医。
病気の幼馴染久美のため 久美の亭主英二郎とビリヤード勝負をするが、敗北する。
塔子は英二郎と結婚し、妊娠するが関東大震災のため子供と生き別れになってしまった。
 ★大正末期から昭和初期の東京が舞台なのに、出てくるビリヤードはポケットばかり。

POOL SHOOTER(プールシューター) 鈴木 信也
週刊少年ジャンプ2000年 NO14号掲載

 ★あるビリヤード場。その店でバイトをしながらプロを目指す桃坂万葉17歳(ビリヤード暦10年!)の前に現れた少年桜川球人(キュート)15歳。
彼もプロを目指していた。
 とその時、店にハウストーナメント荒しの十文字がやってきた。(当然敵キャラ)
十文字に馬鹿にされた万葉はビリヤード勝負を挑むが、やられてしまう。
あまりの傍若無人の態度に今度は桜川球人がブチギレ。当然ビリヤード勝負。そして当然 桜川球人 大勝利。
BILLIARDS STAR(ビリヤード・スター) コンダレーシング
週刊ビッグコミックスピリッツ 2000年6・1増刊号

 第45回新人コミック大賞入選作
第10回XYZ公認ナインボールトーナメント決勝戦。
褌男はダーティな手を使う三上に6-0とリーチをかけ、残るはゲームボールの9番のみ。
だがストロークの瞬間、三上のくしゃみのせいで玉を外してしまった。
 ゴリラみたいな褌男、アフロヘアーの三上、飄々とした褌男のマネージャー浜野さん、キャラクターが個性的でストリーも斬新。
新人漫画家 コンダレーシング氏今後の活躍を期待します。

ちなみに審査委員評
細野不二彦氏「ビリヤード大会がどれほどのモノなのかが説明不足」
(必要ないと思うんですけど)
紫門ふみ氏「せっかくのビリヤードならではの秘技が欲しかった」(いらん いらん 絶対いらん)
HOT SHOT(ホットショット) 大野 純ニ
講談社KC1巻〜5巻

 ビリヤード場でバイトする見轟(みぐるま)はさえない高校生。だが、彼は伝説の女ハスラーを祖母にもつ凄腕のプール・プレイヤーだった。
 連載1回目から10万円の賭ビリヤード。
早くもダーク・ゾーン突入!
POOLPLAYER  ISABU(プールプレーヤーイサブ) 山下東七郎
ガッタコミックス全2巻

 裏のビリヤード界でISABUと呼ばれるひきた伊三郎の活躍を描く。
 ★連載誌廃刊という不運もあり中途半端な終わり方・・・
黄金のマッセ 作 青山広美  画 若狭たけし
ビッグコミックススペリオール増刊 2001年5.20号

 ビリヤードしまむらに隻腕の初老の男がやってきた。昨日オヤジ狩りに合い鞄を奪われ、犯人たちが落としていったマッチからしまむらを訪ねてきた。彼を襲ったのはこの店の常連の不良グループだった。
当然ビリヤード勝負。不良グループは関東オープン3位の実績をもつ織田、初老の男はなぜか従業員の青年を代撞きにした。
 ラストこの老人は片手でL字マッセを成功させる。なんかこのためにこのおじいちゃんを隻腕の設定にしたみたい。
一応町田正プロ監修。
命撞き 北村永吾
週刊漫画ゴラク 2001年7.27号に掲載

 「命撞き」は「たまつき」と読みます。その名のとおり命の取り合い・・・通称死神と呼ばれるハスラーテツの物語。
散球[サンキュー] 竹内広次
別冊ヤングサンデー 2001年NO.9 5.23号掲載

 スランプのプロと伝説のプロの息子が女とキューを賭けて戦う。
J.boy 能篠純一
ビックコミックス1巻〜 

 「哭きの竜」「月下の棋士」など勝負師物を得意とする能篠純一のビリ漫画!
この人の作品ならそうハズレはないでしょう。ちょっと生意気な主人公。ぬっぺりとした顔のキャラクター。顎を突き出した喋りかた。おぉ能篠ワールド!きっとカリスマハスラーがでてきて「私は負けない 私は神」とか言い出すんだろうな。とにかく期待大。
NINE BALL BLUES 関崎俊三
ヤングアニマル 1997年 NO.22号掲載

 盲目の美人プロ 広瀬響子。ビリヤード店の専属を賭け、ハスラーファットマン(嫌な奴)と戦う。
 全盲というハンディを全く感じさせないプレーの秘密は彼女の絶対音感にある!という強引な設定。
響子ちゃんの人気の秘密は絶対美人にある! 強引な解説。
ナインパズル 酒井まゆ
リボンマスコットコミックス1巻〜

 中学二年の沢村未花ちゃんは、夢とか将来の事なんか考えていないけど楽しい毎日。ある日同級生の水上楓君がビリヤード場にいるのを発見。未花ちゃんもちょっとやってみることに。う〜ん、ビリヤードって面白いわぁ。
 反抗期の水上楓君。クラスメートに仲間はずれにされる沢村未花ちゃん。14歳の春!!
ちなみに未花ちゃんのパンツは青のチェック!