ハスラー (The Huster) 1961(米)
 監督 ロバート・ロッセン
 出演 ポール・ニューマン、ジャッキーグリースン、ハイパー・ローリー、ジョージ・C・スコット

 ★60年代アメリカ。若きハスラー、エディ・フェルソン(ポール・ニューマン)は名手ミネソタ・ファッツ(ジャッキーグリースン)に賭けビリヤードを挑んだ。
序盤はエディがリードしていたが、酒と慢心のため最後には完膚なまでにやられてしまった。
傷心のエディは少児マヒの後遺症で足の不自由な女性サラ(ハイパー・ローリー)と出会い、心に傷を持つ者同士惹かれ合い同棲生活を始める。
そんな時、ファッツの胴元ゴードン(ジョージ・C・スコット)が手を組まないかと話を持ちかけてきた。
その後エディ、ゴードン、サラの三人で賭けビリヤードの旅が始まったが、サラは浅ましいエディの姿に絶望し、ゴードンに身をまかせ自殺をする。
悲しみを胸にエディは再びフアッツに挑む。
 ビリヤード映画の金字塔的な作品。この映画のおかげでハスラーという言葉まで定着した。
エディやフアッツがメチャクチャ格好良く、孤独のヒーローと孤高のヒーローといった感じ。
脇役にもジョージ・C・スコットやマイロン・マコーミックなどがいい味をだしているし、ビリヤード場面も多い。超オススメ。
ジェームズ・コバーンの新ハスラー (The Baltimore Bullet) 1980(米)
 監督 ロバート・エリスミラー
 出演 ジェームズ・コバーン、オマー・シャリフ

 俺の名はニック。通称バルチモアの弾丸。ハスラーである。最近、宿敵であるデコーンがム所から出てきた。奴には1回負けているんだ。奴と賭け玉するには、2万ドル必要なんだ。その金作るため、相棒のビリー・ジョーと旅に出るぜ。
 「スピーク・ラーク」のおじさん(かなり前の)が主人公の映画。ハスラー2の人気に便乗してビデオ化の時、新ハスラーとバッタもんみたいな題名を付けられたが、「ハスラー」とはまったく関係がない。原題はバルチモアの弾丸という意味。
映画の中でニックが14−1のブレイクでフット・スポット上のボールをコールショットで沈め、解説のウイリー・モスコーニが絶賛するシーンがある。
ハスラーザ・ファイナル (Io chiara e Lo scuro) 1983(伊)
 監督 マウリツィオ・ボンツィ
 出演 フランチェスコ・ヌーティ、ジュリアーナ・デ・シオ、マルチェロ・ロッティ

  ★ホテルに勤めるトスカノはある日、ゴリッアーナの不敗のチャンピオン・スクーロに挑み、僅差で勝つ。また美人音楽家キアラとふとした事で知り合う。有頂天になるトスカノだったが、後日スクーロにリターンマッチを申し込まれ、負けてしまう。
トスカノはホテルの客の金まで手をつけてしまったトスカノ。キアラは自分のクラリネットを質に入れ、トスカノのゴリッアーナ大会の出場費をつくった。
 珍しいゴリツィアーナの映画。ハスラー2の人気に便乗してビデオ化の時、ハスラーザ・ファイナルとバッタもんみたいな題名を付けられたが、「ハスラー」とはまったく関係がない。原題は僕とキアラとスクーロという意味。
何でもかんでもハスラーってつけるの止めてくんないかな。この作品に関してはこのカンヌ国際映画祭に出品された映画だし、内容自体もハスラー2よりも面白いんではないかと思う。まぁ、ハスラー2の人気のおかげでビデオ化なったんだけどね。
オススメ。ただし絶版のため貸ビデオ屋で探してね。
ビリー・ザ・ハスラー (Billy The kid And The Green Baize Vampire) 1985(英)
 監督 アラン・クラーク
 出演 フイル・ダニエルズ、アルン・アームストロング、ブルース・ペイン

  ★スヌーカー界のビリー・ザ・キッドはスヌーカーの世界チャンピオンであるドラキュラの末裔マックスウェルに挑んだ。勝負が決まる最後の一打、マックスウェルは黒魔術を使ってきた。その時ビリーは・・・
 珍しいスヌーカーの映画。内容はホラーみたいな、オペラ・ミュージカルみたいな、SFみたいな、シュールな訳の分からない作品。これを制作した人の頭の中どうなっているのかしらん?なにか変なクスリでもやってんじゃないかしらん?と思いたくなるような映画。
おすすめしません。
ハスラー2 (The Clolor Of Money) 1986(米)
 監督 マーチン・スコセッシ
 出演 ポール・ニューマン、トム・クルーズ、メアリー・エリザベス・マストラントニ

 ミネソタ・ファッツとの死闘からはや25年。エディ・フェルソンも、もはや50歳を越え若いハスラーの胴元などをして暮らしていた。
ある日、子飼いのハスラーに圧倒的実力差で勝つ若い男ビンセントに出会う。エディはビンセントを1流のハスラーに仕込んでみたくなった。エディはビンセントと彼の恋人カルメンの3人でアトランティシティのナインボール大会を目指し旅に出た。
 ビリヤードブームを巻き起こした作品。どこのビリヤード場にもキューを振り回すトム・クルーズもどきが出没し、常連客のひんしゅくをかったり、バラブシュカが有名になったり、全国にプール・バーができたのもこの時代。
ハードショット (Hard Knuckle) 1987(豪)
 監督 レックス・マリノス
 出演スティーブ・ビスリー、ゲーリー・デイ、デビット・ジェイ

 ★かつては名ハスラーだったが、酒におぼれて町から姿を消したハリー・エバスンが帰ってきた。
町ではかつてのライバル アステリカの天下だった。エバスンはアステリカに勝負を挑むが・・
 珍しいオーストラリアのビリヤード映画!
ま、それはいいんだけどこの映画の中のビリヤード、われわれの知っているビリヤードとは全然違うんですよ!
ポーカーゲームに使う玉(玉にAとかKとか付いているやつです)と8番ボールでゲーム(ゲーム名・ルールわからず)したり、センター・スポットにライターぐらいのピンを立てたり、ちなみにこのピンを倒したら指つめ!!
指つめ用の切断機もレールに設置済み!!
んなもんだからラシャに血のあとが点々!
いったいどうなっているんだ?オーストラリア・ビリヤード界!!
キス・ショット (天使のキス・ショット) (Kiss Shot) 1989(米)
 監督 ジェリー・ロンドン
 出演 ウーピー・ゴールドバーク、ドリアン・ヘアウッド

 サラは女手ひとつで一人娘を育ててきたが、リストラで職を失い、家のローンも払えなくなってしまった。そこでサラは昔取った杵柄、ハスラーで生活していくことにした。
だが、あるとき知り合った大富豪の二枚目ハスラー・ケヴィンに心惹かれていく。
 原題はKiss Shot、最初のビデオ化のときは「キス・ショット」だったが、「天使にラブソング」を意識してか、再度ビデオ化の時は「天使のキス・ショット」に改題された。
ミステリー・ゾーン5 -たそがれの賭- (The twilight zone) 1961(米)
 監督 バス・キューリック
 出演 ジャック・クラグマン、ジョナサン・ウィンターズ

 ★60年代アメリカの人気TVドラマ トワイライト・ゾーンのビデオ。
若きハスラー、ジェシーはシカゴ一の腕前。だが、街の人は15年前に亡くなったファッツ・ブラウンの腕にはかなわないだろうと噂していた。
ジェシーはそれが面白くない。ファッツよ、よみがえって勝負しろと念じていたら、本当にファッツが甦ってきた(笑)。
 途中からネタ割れするようなストーリー。
注・この作品LDやDVDだと「栄光の報酬」という邦題になり「たそがれの賭」は別の作品になる。なんでこんなややこしいことするのかさっぱりわからん。

 
道頓堀川 1982(邦)
 監督 深作 欣二
 出演 松坂 慶子、真田 広之、山崎 努、佐藤 浩市

 ★安岡邦彦は両親をなくし天涯孤独の身であるが、道頓堀川の喫茶店リバーのマスター武内鉄男が親代わりになってくれ、邦彦も昼間は芸大に通い、夜はリバーで働いていた。
そんなある日、邦彦はふとしたことで小料理屋梅の木のママまち子と知り合い、やがて恋に落ちた。
一方鉄男の一人息子の政夫は「玉突きの名人になる」と鉄男と衝突し、家を飛び出していた。政夫は大阪一のハスラー渡辺耕三に勝ち、まち子から詐欺同然に金を借り東京の大会に出場した。その事を知った鉄男は政夫とビリヤードで対決する決心をする。
[ 9−NINE ] 2000(邦)
 監督 香月 秀之
 出演 高田 宏太郎、渡瀬 美遊、東 幹久、とよた 真帆

 賭けビリヤードのスポンサーから逃げ出したハスラートオルと法務大臣の父から家出したリカ。
二人は恋に落ち幸せな予感。だが渋谷のプールバー[ 9−NINE ]の仲間ユウジが目に大怪我を負い、大金が必要となる。
トオルはユウジの手術代のため、賭けビリヤードの世界に・・・
ガリオンより甘〜いラブストーリー。ラスト映画の「道頓堀川」が入ってます。
 渋谷のプールバー[ 9−NINE ]は あっ!中野キングドームだ!
相手役ハスラーでここでも東 幹久がでてます。
対決は45セットマッチ!お互い20セットくらい連続してとってたけど、まさかこれみんなマスワリ?
STICKMEN  2000(ニュージーランド)
 監督 ハーミッシュ・ロスウェル
 出演 ロビー・マガシヴァ パオロ・ロトンド スコット・ウィルス シモース・ケッセル

 ジャック、トーマス、ウエインの3人は今日もディブの店でビリヤード。
台はコインテーブルだけどエイトボールならちょっと負けないぜ。ある日ディブに誘われてビリヤード・トーナメントに出ることに。
チーム名は「STICKMEN」で賞金を頂くぜィ!
と、出場はしたもののトーナメントの裏にはマフィアが絡んでいるし、出場選手は変な奴ばかり。トホホ・・・
 珍しいニュージーランドのビリヤード映画!
コメディでもあるが、正直笑えない。主人公達が使っているキューはブラックなシャフトだったけどカーボン・キュー?