ハスラー・イン・ザ・ダーク

久しぶりに知り合いのプロのいる店に玉を撞きに行ったぞい。(撞球王)


撞球王

たのもう!
Aプロ

おっ!撞球王さん、いらっしゃい。
撞球王

しばらくやっとらんので玉突きを忘れてしもうてな。
また教えて欲しいんじゃよ。

Aプロ

また忘れたんですか。しょうがないか(アホやし)。
じゃ、まず構えてください。

撞球王

ところでキューってどう持つのじゃ?
Aプロ

えっ!そっそんなことも忘れたんですか?
撞球王

すまぬのぅ。ボケてしもうた。
Aプロ

しょうがないなぁ。じゃまず利き腕でグリップを軽く握り、ブリッジを・・・
撞球王


ム・ム・ム・・・グリップ?ブリッジ?
もちっとわかりやすくの!
Aプロ


・・・。
はい!お箸持つ方の手はどっち!
撞球王

(サッ!)こっち!
Aプロ


はい!こっちの手でここを握りましょうね!!
お茶碗持つ方の手は?はい、指をこう組んで!
撞球王

ちっちょっと! 馬鹿にしてないかの?
Aプロ

(キッパリ)基本です!!
撞球王

う・うむ、そうかの?それじゃ、次はなにをしたらええんじゃ?
Aプロ


はい それじゃ、まず12時のところを撞いてみましょう。
って、あんた なに腕時計撞いてんの!
撞球王

いや12時を撞けって・・・
Aプロ

・あんたはアホか!! 手玉のココ!ココ撞くの!!
撞球王

なんじゃ、それならそうとゆうてくれればええのに。
Aプロ




普通の人にはわかるの!!!
それじゃ、ここに数字の書いてあるボールを置きますから、しっかり落とす練習してくださいね。ポケットは奥が深いですから
って、なにポケットの中を覗いているんだ!
撞球王

いや、ポケットは奥が深いって どんぐらい深いのかと思うてな。
Aプロ

意味が違うわい!!
もうええ!適当に撞いとって!ワシ忙しいから!なんかあったら呼んで!
撞球王

冷たいのう。しからば独り淋しく練習でもするかの。
コツーン カツーン
Aプロ

どうですか?入りますか?
撞球王

う〜む、真直ぐキューが出んのじゃよ。
Aプロ

しっかりとしごいてくださいよ!しっかりと。
撞球王

しっかりとしごくのじゃな。
Aプロ

そうです。しっかりと ってあんたズボン下ろしてナニをしごいているんだ!
撞球王

しっかりとしごかんとな!
Aプロ

き・貴様!し・神聖なるビリヤードを侮辱するのか!
撞球王 ぃいいい〜た・たすけてくれ〜ぃ(ボカスカ)
お客A

うゎぁ〜Aプロがキューを振り回しているぞ!
き・気が”ピー”た。
お客B

こっちには変なじじいが下半身丸出しで倒れているぞ!
警察を呼べ

パーポー パーポー 


すまんす!暑さの為脳がとろけて、収拾がつかなくなってしもうた